「千年の一滴」 日仏合作ドキュメンタリー

食に携わる者(ラーメンしかり)として、MUST WATCHという事で記事としてあげます。

日仏合作ドキュメンタリー 「千年の一滴」 だし しょうゆ  

新潟シネ・ウインドにて4/11~5/15上映

ある知人から招待をうけ、2015年2月18日ある試写会を観てきた。新潟では<4/11~5/15>シネ・ウインドにて公開される。映画日仏合作映画にてフランスで大反響を得た映画である。ドキュメンタリー映画にてストーリーはない、しかし食品業界に携わる者として観なくてはならない映画の様な気がする。和食調理人はもちろん、特にラーメン職人や食に携わる方々には日本人である事を誇りに思える。伝統や文化、自然と生きる事の素晴らしさを再認識できる映画である。二部に分かれていて第一部は「だし」がテーマ:昆布を代表するグルタミン酸、鰹節を代表するイノシン酸、椎茸を代表するグアニル酸の旨味成分を追い求めて第5の味覚を探求してきた日本人、自然の力を見事に活かしてきた。第二部は「しょうゆ」がテーマ:しょうゆ・酒・みりんは日本にしかない不思議なカビ(種麹)によって作られる。それがアスペルギルス・オリゼだ!日本人の執念ともいえる発酵技術、この日本にしかない核を四つもつオリゼとの出会いによって今の和食が完成する。

この「だし」と「しょうゆ」を使って多くのラーメンも出来上がる。歴史・文化を知り、例えそれが人工的な旨味調味料を使おうとも、それを知って使うものと知らない者とでは差が出る事は間違いない。だからここにアップさせて頂きます。

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